弊社が撮影コーディネート及びリサーチを担当した下記の番組が今夜放送予定です。
BS-TBS『世界の窓』
#556イラン/タブリーズ「革命への光」
2018年1月26日(金)よる10:54〜11:00
◇BS-TBS番組公式ホームページより
イラン北西部のタブリーズは古くから交通の要衝として栄え、いち早く新しい文化を取り入れてきた。町の中心部にある立憲革命博物館の大きな3つのアーチ窓には彩り豊かなステンドグラスがはめ込まれていた。上げ下げして開閉できる窓でもあり、光をたくさん取り込むこともできる。かつて王朝が支配していたイランに革命をもたらそうとした闘士たちの館でもあり、窓からの光は彼らの希望でもあった。
次週2月2日は、イランのマースーレ村の窓が放送予定となっています。
2週続けて、イランの美しい窓の物語を是非ご覧ください!
2018年01月26日
2017年05月18日
テヘラン短信(3)イランの街角から
今回は、イランの街角で見かけたものを少しご紹介します。
日本でもよく見かけますが、イランにも、路上で演奏しているミュージシャンがいました。
日も暮れる頃、帰宅途中の人たちが、男女問わず、足を止めて聴きいっています。

お次は、路上で売られている古い雑誌や新聞です。

この光景はエジプトでもよく見かけます。
内容を見てみると、エリザベステーラー?
いつの時代のものでしょうか。
こちらも、路上に店開き。
男性用の帽子です。


日用品のお店の品物も路上にまではみ出してきています。

こんなものも見かけました。
庶民の足はバイク。
そのために、バイクドッグが整備されているのには驚きました。

通りのATMです。
イランでは外国人がクレジットカードを使えなくて不便なのですが、ATMはたくさんあります。

どこの街へ行っても、やはり気になるのは食べ物ですよね。
これは「ファルーデ」というイランの伝統的かき氷です。
紀元前5世紀からあり、現在まで伝統的な製法と人気が受け継がれています。

一見春雨風なのですが、甘いんです。
コチコチに冷やしてある「ファルーデ」は、口に入れると、体温で溶けてしまいます。
味付けは、アーモンドシロップ、桑の実のシロップ、薔薇の花から抽出したエキスなど。
コンビネーションが最高で、おいしいんですよ。
写真のような冷凍庫で冷やされていて、注文すると、かき混ぜ始めます。

イランでは冷たいスイーツが大人気です。
女性たちが食べようとしているのはソフトクリームですね。

アーモンドもよく見かけます。

若いアーモンドの実は、生で食べると最高です。

100%のフレッシュジュース屋さんもあちこちにあります。

オレンジジュースのお値段は7000トマン。
でも、「トマン」って何?
イランの通貨は「リアル」では?
とお思いの方もいるかもしれません。
実は、イラン国内では、まだ旧通貨の「トマン」が多く使われています。
レストランなどの料金表もトマンがほとんどなので、外国人は混乱してしまいます。
1トマンは10リアル。
ですので、7000トマンは70000リヤル。
現在のレートで計算すると、約240円になりますね。
最後は、イランのフライドチキンのお店「テヘランフライドチキン」です。

KFCならぬTFC。
イランには反米のイメージがありますが、庶民の心はまた別のところにあるのかもしれません。
日本でもよく見かけますが、イランにも、路上で演奏しているミュージシャンがいました。
日も暮れる頃、帰宅途中の人たちが、男女問わず、足を止めて聴きいっています。

お次は、路上で売られている古い雑誌や新聞です。

この光景はエジプトでもよく見かけます。
内容を見てみると、エリザベステーラー?
いつの時代のものでしょうか。
こちらも、路上に店開き。
男性用の帽子です。


日用品のお店の品物も路上にまではみ出してきています。

こんなものも見かけました。
庶民の足はバイク。
そのために、バイクドッグが整備されているのには驚きました。

通りのATMです。
イランでは外国人がクレジットカードを使えなくて不便なのですが、ATMはたくさんあります。

どこの街へ行っても、やはり気になるのは食べ物ですよね。
これは「ファルーデ」というイランの伝統的かき氷です。
紀元前5世紀からあり、現在まで伝統的な製法と人気が受け継がれています。

一見春雨風なのですが、甘いんです。
コチコチに冷やしてある「ファルーデ」は、口に入れると、体温で溶けてしまいます。
味付けは、アーモンドシロップ、桑の実のシロップ、薔薇の花から抽出したエキスなど。
コンビネーションが最高で、おいしいんですよ。
写真のような冷凍庫で冷やされていて、注文すると、かき混ぜ始めます。

イランでは冷たいスイーツが大人気です。
女性たちが食べようとしているのはソフトクリームですね。

アーモンドもよく見かけます。

若いアーモンドの実は、生で食べると最高です。

100%のフレッシュジュース屋さんもあちこちにあります。

オレンジジュースのお値段は7000トマン。
でも、「トマン」って何?
イランの通貨は「リアル」では?
とお思いの方もいるかもしれません。
実は、イラン国内では、まだ旧通貨の「トマン」が多く使われています。
レストランなどの料金表もトマンがほとんどなので、外国人は混乱してしまいます。
1トマンは10リアル。
ですので、7000トマンは70000リヤル。
現在のレートで計算すると、約240円になりますね。
最後は、イランのフライドチキンのお店「テヘランフライドチキン」です。

KFCならぬTFC。
イランには反米のイメージがありますが、庶民の心はまた別のところにあるのかもしれません。
2017年05月11日
テヘラン短信(2)イランで出会った笑顔
前回、イランでは、1年のうちで、今が一番バラの美しい季節だとお伝えしました。
通りで見かけるのはバラの花だけではありません。
街路樹として桑の木が植えられているのですが、4月には実が熟れています。
実を摘んで食べている母娘の笑顔は味に満足そうでした。

ゴレスターン宮殿の前の道の中央分離帯でお茶をしている家族を見かけました。
母娘4代と娘婿という組み合わせです。

面倒見のいいお婿さんは、通りすがりの私にまでお茶をすすめてくれました。
ナッツを贅沢に使ったイランのスイーツの美味しいこと。
紅茶にお砂糖を入れずに飲む私に、家族全員が驚いていました。

別の場所で出会ったのは、社会見学の子供たちで。
「写真を撮ってもいいですか?と」尋ねると、引率の先生と一緒にみんなが笑顔を向けてくれました。

フレンドリーなのは、こんな人も。
ウィンクのサービスつきです。

古都イスファハーンのイマーム広場で出会ったのは、英語専門学校の女子学生達。
自分たちの英語に磨きをかけるために、時間があればこの広場にやってきて、外国人をつかまえて話をするんだそうです。
下の写真の一番右が外国の人です。

私も30分つかまりました(笑)!
みんな勉強熱心です。
空港まで送ってくれたタクシーの運転手さんの笑顔もステキでした。
道中、昔話で盛り上がりました。

イマームホメイニ国際空港に到着。
これでイランの人々の笑顔も見納めかと思いきや、搭乗手続きを待つ列でも、素敵な笑顔に出逢いました。
これから巡礼に出かけるご年配のグループです。
長い人生、この笑顔でさまざまな困難を乗り越えてきたことでしょう。

メデイアが描くイランのイメージを一枚も二枚も塗り替えてくれるような人々の笑顔に出会って、イランという土地と人々の魅力をもっともっとお伝えできればなあと思っているところです。
通りで見かけるのはバラの花だけではありません。
街路樹として桑の木が植えられているのですが、4月には実が熟れています。
実を摘んで食べている母娘の笑顔は味に満足そうでした。

ゴレスターン宮殿の前の道の中央分離帯でお茶をしている家族を見かけました。
母娘4代と娘婿という組み合わせです。

面倒見のいいお婿さんは、通りすがりの私にまでお茶をすすめてくれました。
ナッツを贅沢に使ったイランのスイーツの美味しいこと。
紅茶にお砂糖を入れずに飲む私に、家族全員が驚いていました。

別の場所で出会ったのは、社会見学の子供たちで。
「写真を撮ってもいいですか?と」尋ねると、引率の先生と一緒にみんなが笑顔を向けてくれました。

フレンドリーなのは、こんな人も。
ウィンクのサービスつきです。

古都イスファハーンのイマーム広場で出会ったのは、英語専門学校の女子学生達。
自分たちの英語に磨きをかけるために、時間があればこの広場にやってきて、外国人をつかまえて話をするんだそうです。
下の写真の一番右が外国の人です。

私も30分つかまりました(笑)!
みんな勉強熱心です。
空港まで送ってくれたタクシーの運転手さんの笑顔もステキでした。
道中、昔話で盛り上がりました。

イマームホメイニ国際空港に到着。
これでイランの人々の笑顔も見納めかと思いきや、搭乗手続きを待つ列でも、素敵な笑顔に出逢いました。
これから巡礼に出かけるご年配のグループです。
長い人生、この笑顔でさまざまな困難を乗り越えてきたことでしょう。

メデイアが描くイランのイメージを一枚も二枚も塗り替えてくれるような人々の笑顔に出会って、イランという土地と人々の魅力をもっともっとお伝えできればなあと思っているところです。
2017年05月03日
テヘラン短信(1)女性の笑顔も花もカーテンも!
イランを訪れて一番驚くのは、男性も女性も、老いも若きも、みなさんとてもフレンドリーで、目が合うと必ずニコッと笑ってくれることです。
ニュースなどから厳格なイメージが頭の中に植え付けられているから、なおのことギャップを感じるのかもしれません。
カメラを向けても、いやな顔をせず、屈託なく写真を撮らせてくれますし、女性の洋服の着こなしは思いのほかゆるやかで、いい意味で先入観を裏切られます。
また、若い女性だけではなく、年配の女性までもがキリッと美しくて、彼女たちの笑顔からは、品格のある人懐っこさが感じられます。




ここイランでも、スマホで自撮りが流行っています。
花屋に並ぶ花たちも人々の笑顔に負けていません。
街には、花屋さんがたくさんあります。

通りでは、バラ一輪から大きな花束まで、花を抱えて歩いている人にたくさん出会います。
今は、1年のなかでも、バラの花が最も美しい季節なんだそうです。
かわいらしいデザインが好まれるのか、他にも花柄を見つけました。
紅茶好きのイラン人。こんな可愛いポットが売られていました。

寝具店には、こんなインパクトのあるベッドカバーが、、。

通りから窓越しに見える住宅のカーテンもにセンスのよいものがそこかしこで見られます。
自分の住まいや生活を大切にしている人たちなんですね。
店においてあるカーテン生地が、エジプトよりもはるかに高級な品揃えでだったことには驚きました。

基本的に、カーテンは、お店で生地を選びんで、オーダーメイドで仕立ててもらいます。
ニュースなどから厳格なイメージが頭の中に植え付けられているから、なおのことギャップを感じるのかもしれません。
カメラを向けても、いやな顔をせず、屈託なく写真を撮らせてくれますし、女性の洋服の着こなしは思いのほかゆるやかで、いい意味で先入観を裏切られます。
また、若い女性だけではなく、年配の女性までもがキリッと美しくて、彼女たちの笑顔からは、品格のある人懐っこさが感じられます。




ここイランでも、スマホで自撮りが流行っています。
花屋に並ぶ花たちも人々の笑顔に負けていません。
街には、花屋さんがたくさんあります。

通りでは、バラ一輪から大きな花束まで、花を抱えて歩いている人にたくさん出会います。
今は、1年のなかでも、バラの花が最も美しい季節なんだそうです。
かわいらしいデザインが好まれるのか、他にも花柄を見つけました。
紅茶好きのイラン人。こんな可愛いポットが売られていました。

寝具店には、こんなインパクトのあるベッドカバーが、、。

通りから窓越しに見える住宅のカーテンもにセンスのよいものがそこかしこで見られます。
自分の住まいや生活を大切にしている人たちなんですね。
店においてあるカーテン生地が、エジプトよりもはるかに高級な品揃えでだったことには驚きました。

基本的に、カーテンは、お店で生地を選びんで、オーダーメイドで仕立ててもらいます。
2017年02月09日
エスファハーンのジャーメ・モスクとハージュ橋
イランでは、どこへ行ってもブラブラと歩く人々をよく見かけます。
散歩するのが好きなようです。
前回ご紹介したイマーム広場からバザールを抜けて30分ほど歩いたところに、エスファハーン最古のモスク「ジャーメ・モスク」があります。
このモスクは、長い間増改築を繰り返してきたことで、「建築様式の博物館」と呼ばれており、イマーム広場と並んで、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

ジャーメ・モスクでお祈りをする男性
エスファハーンの町は、四分庭園として造られたチャハルバーグ大通りが南北に延び、ザグロス山脈から出てくるザーヤンデ川が東西をに流れています。
ザーヤンデ川には、サファヴィー朝時代の都市計画のもとに造られた美しい橋がいくつも架かっています。
33のアーチのある「スィー・オ・セ橋」や「ハージュ橋」などの橋は、今も昔もエスファハーンの人々の憩いの場です。
「スィー・オ・セ橋」の建設は、1602年、アッバース1世の時代。
長さ300m、幅14mの美しい橋です。
「ハージュ橋」は、1650年、アッバース2世の時代に建設されました。
長さ133メートル、幅12メートルの2層構造の橋です。
この橋の両端と中央には、 六角形状に張り出した望楼があります。

アイスクリームとフレッシュなフルーツジュースを売る店が人気で、アイスを食べながら川沿いの公園や橋の上に座っている人がたくさんいました。
家族連れ、カップル、 若者グループ、ギター片手に歌う若者。
みんな、その眺めを楽しみながら、思い思いに過ごしています。


アーチの壁の上部は彩釉タイルで装飾されています。

そのタイルを修復している学生さんに出会いました。

彼女は、「街を代表する場所でできるこの仕事がもらえてとてもうれしいの」と語っていました。
散歩するのが好きなようです。
前回ご紹介したイマーム広場からバザールを抜けて30分ほど歩いたところに、エスファハーン最古のモスク「ジャーメ・モスク」があります。
このモスクは、長い間増改築を繰り返してきたことで、「建築様式の博物館」と呼ばれており、イマーム広場と並んで、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

ジャーメ・モスクでお祈りをする男性
エスファハーンの町は、四分庭園として造られたチャハルバーグ大通りが南北に延び、ザグロス山脈から出てくるザーヤンデ川が東西をに流れています。
ザーヤンデ川には、サファヴィー朝時代の都市計画のもとに造られた美しい橋がいくつも架かっています。
33のアーチのある「スィー・オ・セ橋」や「ハージュ橋」などの橋は、今も昔もエスファハーンの人々の憩いの場です。
「スィー・オ・セ橋」の建設は、1602年、アッバース1世の時代。
長さ300m、幅14mの美しい橋です。
「ハージュ橋」は、1650年、アッバース2世の時代に建設されました。
長さ133メートル、幅12メートルの2層構造の橋です。
この橋の両端と中央には、 六角形状に張り出した望楼があります。

アイスクリームとフレッシュなフルーツジュースを売る店が人気で、アイスを食べながら川沿いの公園や橋の上に座っている人がたくさんいました。
家族連れ、カップル、 若者グループ、ギター片手に歌う若者。
みんな、その眺めを楽しみながら、思い思いに過ごしています。


アーチの壁の上部は彩釉タイルで装飾されています。

そのタイルを修復している学生さんに出会いました。

彼女は、「街を代表する場所でできるこの仕事がもらえてとてもうれしいの」と語っていました。