2019年10月11日

本日サウジアラビアのリヤドでBTSがスタジアムライブコンサート!

本日10月11日午後7時半(日本時間の12日午前1時半)、サウジアラビの首都リヤドのキング・キング・ファハド国際スタジアムにおいて、韓国の世界的人気アーティストで日本でも人気の高い『防弾少年団(BTS)』のライブコンサートを開かれます。
その映像は日本にも生中継されます。

BTSは、サウジアラビアにおいて、最もストリーミング回数の多いKポップアーティストで、特に10代の若者の人気が高いようです。

このコンサートは、サウジアラビアのスタジアムでアラブ圏以外の歌手が行う初の試み。

ライブスタジアムのあるリヤドの街も大歓迎ムード。
BTSのために街を紫色に変わっています。








ちなみに、紫色はBTSを象徴する色だとのこと。
BTSに詳しい友人から聞いた話では、メンバーの「ヴィ(V)」(愛称はテテ)が「i purple u」と言ってから、ファンの間で紫色が特別な色になったんだとか。
ネット上でも、BTSに関する書き込みには紫色のハートが並び、「I purple u」のいわれについてもいろいろ書かれています。


しかし、しかし、
あのサウジアラビアで?
あの韓国のBTSが?
スタジアムでライブ?

考えれば、これは、かなり衝撃的なニュースです。


サウジアラビアは、先月末、日本や韓国を含む49か国に対して観光ビザの発給を開始すると発表しました。
2016年にムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が打ち出したサウジアラビアの脱石油時代を準備するための改革案「ビジョン2030」。
その中の観光産業の成長戦略の一つがエンターテインメント事業でした。
今回のBTSのライブコンサートは、そうした改革の流れの中において、大きな歴史的一歩だと言えそうですね。

今日のコンサートには、アバーヤとヒジャーブに身を包んだ女性もたくさん来ているそうです。

今後、サウジアラビアが、日本人にとっても、より身近な国になっていけばと、ちょっと楽しみです。





posted by Backbone at 19:28| サウジアラビア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月30日

サウジアラビアの世界遺産「ジェッダ歴史地区:メッカへの玄関口」

サウジアラビア第2の都市、ジェッダにある世界遺産
「ジェッダ歴史地区:メッカへの玄関口」を訪れました。

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シンドバッドの物語には、日没後には町の門をすべて閉じる話が出てきます。

その昔、アラブの都市では、外敵から町を守るために、夜は町の入り口を閉じていました。
ジッダ(ジェッダ)も昔はそうだったそうです。

夜に門を閉めるのは、古いアラブの街だけでありませんでしたね。
江戸の町でも、住区ごとに木戸があって、日没と共に締められ、木戸番がいたと聞きます。


門をくぐると、早速古い建物が目に入ってきます。

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窓は、イエメンで見た窓とよく似ています。

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さらに通りを進んでいくと、屋台がありました。

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茹でたヒヨコ豆に、酢、塩、胡椒をかけて食べます。
アラブでは、人気のストリートスナックです。

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昔からあるこの地区の屋根のない集会所です。

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今でも、日が暮れて暑さが少しやわらぐと、男衆が集まってきて、お茶を飲みながら時間を過ごすんだそうです。

ジッダは海に面しているので、夜でも湿度はかなり高いのですが、みんな、クーラーよりも自然の風がいいのですね。

旧市街には、このような少し年配の方が集まる場所とは別に、若者が集まるギャラリーも増え始めています。


緑色のマシュラビーヤが見えますね。
一階の中をのぞいてみると、民芸品のブティックになっていました。

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こんな可愛い「働くサウジアラビア人」人形が売られています。
ヒヨコ豆売りもいますね。

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油絵のギャラリーもありました。
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街をぶらぶら歩いているうちに、夜になりました。

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ゲームに夢中になっている3人のサウジアラビア人がいたので、話を聞いてみました。

日が暮れると、友人たちがここに集まって、ゲームをするのが、彼らの長年の日課なんだとか。

毎日欠かすことなく集まって、一日の出来事を話しながら、ゲームに興じるんだそうです。

私にも、「お茶を飲んで行け」と誘ってくださいました。

同じアラブに暮らしていても、サウジアラビアはどこか特別で、人々の暮らしも違うのでないかと思いがちです。

でも、実際には、ここジッダでも、出会う人出会う人みなさんとてもフレンドリーで、お茶をすすめてくれました。

ジッダでもほかのアラブと変わらないほのぼの体験ができて、外から見る石油王国とは異なる一面に触れられ、とてもうれしくなりました。


【参考:ユネスコ世界遺産公式WEBサイトより】

ジェッダ歴史地区:メッカへの玄関口
Historic Jeddah, the Gate to Makkah
サウジアラビア西部の港町ジェッダには、かつては紅海両岸地域に見られたものの、今ではほとんどサウジアラビアにしか残っていない紅海特有の建築が数多く残る。19世紀後半の商人たちが建設した塔状家屋で、装飾された木製の窓や扉を備え、その様式は、ローシャンタワーと呼ばれる。この町はメッカ巡礼の玄関口でもあり、世界中のイスラム教徒が集住する。ユニークな発展をとげた紅海建築と、良好に保存された都市要素、アラビアを目指して海伝いに到来する巡礼者たちの玄関口ということが、この町を特徴づけている。




posted by Backbone at 10:32| サウジアラビア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月26日

ジッダの豪邸とサウジアラビアの「ビジョン2030」

商業都市ジッダには、写真に収まらないほど大きな豪邸がたくさんあります。
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これも豪邸。
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こちらも豪邸です。
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一方で、職に就けない若者が多いことが社会問題になっています。

若者の就労については、行政も対策に乗り出しており、このホテルマンは、若者の就労をサポートする現国王を賞賛していました。
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2016年4月、サウジアラビアは、原油収入依存から脱却し、経済構造の刷新を図ることを目指して、「ビジョン2030」という開発計画を発表しました。

主導しているのは、ムハンマド・サルマン皇太子。


高校を卒業したこの二人は、大学入学までアルバイトでホテルのセキュリティー業務に就いているんだそうです。
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今後「ビジョン2030」を実際に担っていくのは、労働意欲のあるこのような若者でしょうか。


ちなみに、サウジアラビアの「ビジョン2030」の実現には、日本も協力を約束しています。

2017年3月、サウジアラビアのサルマン国王が1400人以上の随行者を連れて来日したことは記憶に新しいですね。

その際、サルマン国王と安倍首相は、日・サウジ・ビジョン2030、第4次産業革命、文化交流、査証発給の円滑化の分野での協力に関する覚書に署名しました。

『日・サウジ・ビジョン2030』においては、両国の40以上の省庁・機関による連携・協力が設定されています。


日本にとって、サウジアラビアは、今後、もっともっと身近な国となっていきそうですね。

アラブと長く仕事をしてきた私たちにとっては大変楽しみなことです。


posted by Backbone at 16:17| サウジアラビア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月03日

ジッダの街のオブジェと世界一

ジッダの街の中には、様々なオブジェがちりばめられています。

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1980年前後、ジッダでは、街中に公共芸術を配置する計画が進められたそうです。

その結果、現在、ヘンリー・ムーアなどの世界的な彫刻家から無名の作家の作品まで、様々なデザインや素材のオブジェが、市内のいたるところで見られます。


例えば、これはコルニーシュにある有名な車のモチーフのオブジェです。

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若者のクルマの事故が多いことの戒めでしょうか?


空軍戦闘機までオブジェになっています。空まで突き抜けていきそうです。

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これは、工業発展の象徴でしょうか?

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これは、高さ171メートルの「ジッダ・フラッグ・ポール」。

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2014年に建設された時、タジキスタンの165mのドゥシャンベ・フラッグ・ポールを抜いて、世界で一番高い旗竿となりました。
ギネスブックにも登録されています。

ちなみに、サウジアラビア国旗は、緑の地色に、白色で「アッラーの他に神はなく、ムハンマドは神の使徒である」 というコーランの一節が書かれています。
また、その章句の下には、聖地マッカの守護を意味する剣が描かれています。


キングアブドラ広場には、世界最大の高さを誇るキングファハド噴水があります。
ジッダの象徴であり、サウジアラビア人のデートスポットとなっています。

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UAEのドバイにある世界一の高さのビル「ブルジュ・ハリーファ」を抜こうとしているのが、このジッダに現在建設中の「ジッダ・タワー」です。
完成時の高さは1,000mを超える計画となっています。



UAEのドバイにも世界一が目白押しですが、ジッダも負けてはいませんね。
アラブは、世界一が大好きなようです。




posted by Backbone at 00:35| サウジアラビア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

ジッダの街で

ジッダの街で最初に出会った子供たち。
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姉と弟だそうです。
あまりに可愛いので写真を撮っていいかとお父さんに尋ねたら、快諾してくれました。
サウジアラビアでも、子供たちはゲームに夢中です。


暑いサウジのなかでも、この季節はさらに暑い時期ですが、ショッピングモールの中はクーラーが効いていて快適です。
他の湾岸諸国とは異なり、サウジアラビアは人口の多い国。
女性の姿が多いように感じます。
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サウジアラビアでも女性パワーが全開でしょうか。
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ジッダ最初の夕食は、イエメン料理のチキンマンディ。
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店先のベンチには、ビリヤニを食べ終えて、ゆったりと時間を過ごすサウジアラビアの男性がいました。
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昼間は、暑さのために、人影少なく、街は眠っているようです。
しかし、灼熱の太陽が沈んで、夜を迎えると、息を吹き返します。
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超のつくお金持ちの国、サウジアラビアの街といえば、最新のハイテク建築ばかりが立ち並んでいるのかと思いきや、実はそうでもないのです。

これは、アラブらしい地元のスーパーマーケット。
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石油大国といえど、まだまだ古き良きアラブの匂いを感じさせる建物や街が多いんです。


ちなみに、今回写真はありませんが、ジッダの歴史地区は、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。
関心のある方は、ユネスコの公式ホームページをご覧ください。

ジェッダ歴史地区:メッカへの玄関口(2014年世界文化遺産登録)

※UNESCO公式WEBサイトより
サウジアラビア西部の港町ジェッダには、かつては紅海両岸地域に見られたものの、今ではほとんどサウジアラビアにしか残っていない紅海特有の建築が数多く残る。19世紀後半の商人たちが建設した塔状家屋で、装飾された木製の窓や扉を備え、その様式は、ローシャンタワーと呼ばれる。この町はメッカ巡礼の玄関口でもあり、世界中のイスラム教徒が集住する。ユニークな発展をとげた紅海建築と、良好に保存された都市要素、アラビアを目指して海伝いに到来する巡礼者たちの玄関口ということが、この町を特徴づけている。



posted by Backbone at 17:10| サウジアラビア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする