2021年06月30日

オマーンマシーラ島〜海と陸の狭間の風景

3千メートル級の山々、緑豊かな高原地帯、広大な砂漠と美しい海を領する自然豊かな国オマーン。
アラビア半島東端に位置し、ペルシア湾入口からアラビア海に面する海岸が続きます。

その豊かな生態系を生み出す海と陸の境目では、毎年5月くらいになると、高さ30センチ程の小さな山々が25キロ以上に渡って延々と続く不思議な光景が見られます。

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マシーラ島


この山を作ったのは「幽霊ガニ」と呼ばれる砂ガニのオス。
メスの気を引こうと、より高く美しい砂山を一生懸命作って、求愛します。

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ずっと見ていると、色々な性格のカニがいるのが見えてきました。
鋏を上手に使って山の形を整え、崩れた所を修繕するカニ。
積み上げた山を時折振り返って形を確認するカニ。
適当に砂を積み上げ山頂を二つ作るカニ。
作るのを怠けて力ずくで他の山を乗っ取ろうとするカニ。


美しい稜線はカニが作ったとは思えないほどです。
潮が満ちてくると、砂山は波に攫われ一瞬で流されてしまいます。
それでもまた次の日には、オスガニは、一から砂山を積み上げ始めます。

メスを自分の巣穴に誘い込めるまで、オスの幽霊ガニたちの地道な仕事は続きます。

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posted by Backbone at 11:00| オマーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする