あごひげの修復を終えて、
カイロのエジプト考古学博物館戻ってきました。
今月17日から再び一般公開されています。
昨年8月に外れたあごひげは接着剤で応急処置されていたのですが、
今年の10月からドイツとエジプトの合同チームによって本格的な修復が行われました。
先日、早速エジプト考古学博物館に行ってきましたので、ご紹介しますね。

戻ってきた黄金のマスク

あごひげのアップです↑

後ろ姿はこうです↑

マスク修復中は3Dスキャンで作られた模型で埋め合わせされていました。
ツタンカーメンの王墓からは、黄金のマスクの他、2000点以上が発見されました。
例えば、少年王らしいこんなものも……。
これは「チェス」です↓

これは「小鳥のおもちゃ」↓

これは「象牙製の猿のおもちゃ」です↓。

日本では、今、古代エジプト関係の展覧会がふたつ開かれていますね。
「クレオパトラとエジプトの王妃展」は、
東京に引き続き、現在、大阪の国立国際美術館で開催されています。
今日27日が最終日です。
もうひとつ、
「国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展(TBSテレビ60周年特別企画)」は、
来年1月3日まで東京の森アーツセンターギャラリーで開催されています。
その後、愛媛県美術館、仙台市博物館他、全国巡回予定のようですね。
お近くで開かれる際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。