2018年06月28日

アルアインの岩山「ジュベル・ハフィート」

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FIFAワールドカップ、ロシア大会が盛り上がっています。
今日は、日本のグループリーグ第3戦、ポーランドとの試合が行われますね。
ベスト16に勝ち上がれることを信じて応援しましょう。

今日の会場は、3日前にエジプトとサウジアラビアが対戦したのをと同じスタジアム「ボルゴグラード・アレナ」です。
暑さに慣れているはずのエジプトとサウジアラビアの選手たちもかなりきつそうでした。

今回、エジプトは28年ぶりにワールドカップ本大会に出場することができました。
イギリスのプレミアリーグで今シーズン得点王に輝いたムハンマド・サラーの存在が大きいことは言うまでもありません。

また、今大会には、エジプト以外に、アラブ諸国から、チュニジア、モロッコ、サウジアラビアのチームが出場しています。
でも、グループリーグを突破するというのは決して簡単なことではないですね。

本大会からさかのぼること1年と3カ月、日本代表がワールドカップアジア最終予選でUAEと戦った時の会場は、UAEのアブダビ首長国、アルアインのスタジアムでした。
「アルアイン」とは、アラビア語で「泉」という意味です。
ドバイやアブダビのような海に面した大都市とは違って、内陸のオアシスにあり、どこかのどかで落ち着く町です。

ここからがやっと本題です。

アルアインの街中からさらに南に約35キロメートル行ったオマーン国境付近に、「ジュベル・ハフィート(ハフィート山)」という岩山があります。
ここでは、紀元前4000年頃の遺跡も見つかっています。
岩肌むきだしの樹木のない岩山なので、緑豊かな日本の山を見慣れている目には新鮮で、ドラマチックに感じます。
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山頂まで整備された道路があり、車で安全に上れます。
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途中何か所か駐車場が設けられています。
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この道路は、自転車競技のプロロードレース「UCIワールドツアー2018 アブダビツアー」の最終第5ステージのコースにもなっており、ゴールはその山頂でした。
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頂上には、広い駐車場と売店があります。
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こんなところにまで猫がいました。
競争相手が少なくて、食事に困ることはなさそうでした。
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また、頂上付近には、立地が魅力的すぎる(笑)ホテルもあります。
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アルアインを訪れる機会があれば、是非「ジュベル・ハフィート」に足をのばしてみてくださいね。





posted by Backbone at 12:55| UAE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月27日

シェキ・ハーンの宮殿と窓職人

アゼルバイジャンで最も美しい古都として知られるシェキは、シルクロードの中継地として栄えました。
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「シェキ・ハーンの宮殿」は、18〜19世紀にこの地を支配したシェキ・ハーンによって建設された夏の離宮です。
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建設当時には城塞の中に40ほどの建物があったそうですが、そのほとんどが破壊され、他で残っているのは南側にある冬の宮殿だけです。
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2階建ての「シェキ・ハーンの宮殿」は、外観も美しいのですが、内部はさらに見ごたえがあります。
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ゲストルームの窓と床に映る窓

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遅い午後の時間の床に映る窓

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シェキカーンの部屋の窓から


宮殿内の窓は、イタリアのヴェネティアからその昔隊商が運んだとされるガラスとシェキのクルミ材を接合して作られており、1本のくぎも使われていません。
「シェバカ窓」と呼ばれます。

この「シェバカ窓」の修復に携わっている窓職人さんと出会いました。

彼の名前はトフィークさん。
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彼の工房の展示スペースで

お父様のアシュラフさんはシェキで唯一のシェバカ職人だったそうです。
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工房に飾られた父アシュラフさんの写真

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左:父のアシュラフさん 右:トフィークさん

アシュラフさんの家は代々大工で、「シェキ・ハーンの宮殿」の屋根を修復する仕事をきっかけに宮殿に出入りするようになり、「シェバカ窓」に魅せられました。

それで、造り方を独学で習得し、宮殿内に工房を作り、その工房で後身に技術を教えてきました。

工房は、数年後宮殿前にある古いアルバニア協会(5世紀頃の建築)の中に移り、さらにその10年後宮殿近くの現在の工房へ移りました。
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工房の入り口と窓

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工房の庭からみた窓

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工房の中の一部屋

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昔工房があったアルバニア教会


息子であるトフィークさんも、小さな頃から工房へ出入りして父親から技術を学び、18歳で職人として仕事を始めました。
彼が生まれて始めて見たシェバカは、ベビーベッドの周りを囲んでいた父親製作のきれいな色のガラスで、今でもその光景が鮮明に残っていると話していました。

現在は2人の息子さんも職人となっており、工房では7人の生徒に技術を教えています。

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ガラスを特別な工具で切る
 
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組み立てる前のガラス

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窓を作る木材


夏の宮殿と冬の宮殿、どちらも正面に大きなシャバカがありメッカの方角に向いています。

トフィークさんは2002年に冬の宮殿、2011年には夏の宮殿の修復、監修を務め、息子さん達も修復に参加したそうです。
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トフィークさんが修復した窓

建物とともに受け継がれていく技術。
こうした技術を受け継ぐ人々がいなければ、美しい建築もまた生き続けることはできないことをあらためて思い知らされた出会いでした。


posted by Backbone at 10:36| アゼルバイジャン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月19日

アブダビの公園「ウンム・アル=エマーラート・パーク」

アブダビにある都市公園のひとつを訪ねてみました。
もともとは「ムシュリフ・パーク」という名前でしたが、2013年にいったん閉鎖され、「ウンム・アル=エマーラート・パーク」として生まれ変わった公園です。

昼間の暑さ故、夕方以降に外出することが多いこの国では、たくさんの人が、日沈後に公園を訪れます。
十分に計画を練って作られたこの公園には、夜だからこそ楽しめる仕掛けがたくさんありました。

百聞は一見にしかずですね。
まずは写真をご覧ください。


ここが公園の入り口です。
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カンドゥーラやアバーヤに身を包んだ地元の人たちが遊びに来ていました。
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いろいろな噴水があり、色も変化していきます。
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こういうのを見ると、大人の私も乗りたくなってしまいます。
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展望台のある「シェードハウス」。
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中は植物園となっています。
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「アンフィ・シアター」は、映画、演劇、ダンス、コンサートなど、屋外コンサートやその他の公共イベントに最適な屋外施設です。
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その装置の一つである噴水で、子供たちが遊んでいました。
ちょっと幻想的ですよね?
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広い芝生スペースもあります。
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椰子の木もアブダビらしいですね。
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十分公園を楽しんでから、出入り口のゲートに向かいました。
この門をくぐったら公園の外です。
現実の世界に戻るがのが少しさみしい、そんな気持ちになりました。
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posted by Backbone at 01:10| UAE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする