2017年08月31日

ドバイ・ヘルスケア・シティ

近年、アラブ諸国では、人々の肥満や生活習慣病が切実な問題となっています。

世界の肥満の多い国ランキングの上位にはアラブ諸国の名前が並びます。

体重500キロのエジプト人女性が、治療のためにインドへ向かったことは、日本のニュースやテレビ番組でも紹介されました。


ドバイもその例にもれません。

そのため、ドバイ政府は、「ドバイ健康戦略2016−2021」を策定し、現在、様々な施策に取り組んでいます。



その中心となる場所が「ドバイ・ヘルスケア・シティー」です。
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ドバイ・ヘルスケア・シティ(DHCC)は、健康とウェルネスを目的として2002年に設立された医療フリーゾーンです。

現在、130を超える外来クリニックがあり、全体で5500人を超える資格を持った専門家がいます。
その他、健康関連の会社や店舗、教育施設などもあります。


今日は、その「ドバイ・ヘルスケア・シティー」の写真を少しご紹介します。


ドバイにもダイエットが浸透して来ています。
健康食品やダイエット食品を取り扱う店が増えており、品揃えも豊富です。
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カロリーが半分のクッキーです。
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オーガニック喫茶もありました。
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ここは、オーガニックスーパーです。
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肉類、野菜のみならず、豆類、麺類、ドリンク類、ソース類、スキンケア製品に至るまで、品質の徹底調査がされた後にはじめて棚に並ぶんだそうです。
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もともと砂漠の民は、厳しい環境に対応すべく、少量の食べ物でも生きていけるような身体になっています。
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それが、ここ数十年、石油のおかげで国が豊かになり、食べ物があふれるようになりました。
そう考えると、肥満になるのは当然と言えば当然なのかもしれませんね。

アラブ料理にはかなりのオイルが使われていること、運動の習慣がなかったことなど、他にもいくつか要因がありそうです。


日本から空輸されるケーキ類です。
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美味しそうなお菓子にはやっぱり興味をそそられます。
「今日だけは食べちゃおう。ダイエットはまた明日から」
ついついそんな気持ちになります。


ダイエット診断&相談を終えて出てくる女性達です。
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この後、彼女たちの向かう先はやっぱりケーキ屋さん?

人々の意思を弱くする誘惑がドバイにはあふれています。

ドバイの女性も日本の女性も、なんだか同じ悩みを抱えているようです。



posted by Backbone at 23:29| UAE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

セイシェルの2つの世界遺産

今月1日、岡山の動物公園からアルダブラゾウガメが脱出し、50万円の賞金がかけられた2週間後に近くで発見されたことが話題になりました。

アルタブラゾウガメは、セイシェルのアルダブラ環礁に生息するゾウガメです。

アルダブラ環礁は、アフリカ大陸から640キロメートルも離れたインド洋にある海底のサンゴ礁がもちあがってできた4つの島です。

ほぼ手つかずの大自然が残っており、独特の動物相・植物相が保たれています。

そこでは、アルダブラゾウガメを含むたくさんのゾウガメ、1000種以上の昆虫、180種以上の魚類などが見られます。


しかしながら、アルダブラ環礁は、そう簡単に訪れることのできる場所ではありません。

セイシェル当局の許可がないと上陸できないため、物理的な距離以上にアクセスのハードルが高い場所となっています。


アルダブラ環礁に関する世界の研究者たちの関心は高く、昨年末にも、「洞窟で涼む熱帯のゾウガメが見つかる―カメでは初の事例、セーシェルのアルダブラ環礁」というナショナルジオグラフィックのニュース記事がありました。


岡山の動物公園にいるアルダブラゾウガメのアブーは推定335歳だそうです。

アブーが生まれたとされる35年前の1982年、アルダブラ環礁はユネスコの世界自然遺産に登録されました。


セイシェルには、現在、2つの世界自然遺産があります。

その一つは前述のアルダブラ環礁。

もう一つが、翌1983年に登録されたプララン島のヴァレ・ド・メ自然保護区です。


プララン島のヴァレ・ド・メ自然保護区のほうは、首都ヴィクトリアのあるマヘ島からも近く、アクセスも容易で、たくさんの観光客が訪れます。

世界遺産「ヴァレ・ド・メ自然保護区(Vallée de Mai Nature Reserve)」には、世界最大のヤシの実をつけるココ・デ・メール(フタゴヤシ)の原生林があります。

「ココ・デ・メール」の実は最大で直径55cmにもなります。

ちなみに、ヴァレ・ド・メとは「巨人の谷」という意味です。

その他、世界最小クラスの9mmのカエルや、セイシェルキアシヒヨドリ、セイシェルルリバト、セイシェルタイヨウチョウなどの珍しい鳥が生息しています。


プララン島については、以前にもブログに書きましたが、今回また新しい写真を少しご紹介しますね。


マヘ島からプララン島へは、小さなプロペラ機で1時間。
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バケーションで、長期滞在予定の人々が降り立ちました。
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早速フタゴヤシで有名な世界遺産の「ヴァレ・ド・メ自然保護区」へ向かいます。
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確かに大きいですね。
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ありました。あんな高いところに。
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パパイヤもあります。
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ゴルフも楽しめますよ。
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ビーチの美しさは形容できないほどです。
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1泊1000ドル近い高級コテージの静寂の中で読書!
なんて最高の贅沢を楽しむ人もいます。
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地元の人が訪れるビーチです。
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通りでは、こんな大きな魚を焼いていました。
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どこの国でも、庶民の味はやっぱり格別です。

セイシェルの食品はほとんど輸入品。

目の前の海で獲れる魚が、安価で新鮮で、やっぱり一番ですね!


主婦のお手製のアップルパイ。なかなか美味でした。
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カラフルな野菜たち。
学校に子供たちを迎えに行くお母さんたちが買っていました。
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posted by Backbone at 12:50| セイシェル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月17日

紅海のリゾート「エル=グーナ」

先日サウジアラビアが発表した「紅海プロジェクト」は、世界に驚きを与えました。
  
巡礼かビジネス目的以外で、外国人が入国するの難しいあのサウジアラビアが、紅海に浮かぶ50の島々と200kmにも及ぶ海岸線を高級ビーチリゾートに変え、2035年までに年間100万人の観光客を誘致しようというのですから。


紅海のサンゴ礁が美しいことはよく知られています。

シャルムッシェイフやハルガダという名を聞かれた方は多いと思いますが、紅海を挟んだ対岸のエジプトには、すでに有名なビーチリゾートがいくつもあります。

エジプトには、それ以外にも、近年、新しいリゾートがい次々に開発されています。


そのひとつが、エル=グーナです。
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エル=グーナは、ハルガダの北25km、シナイ半島の突端の対岸あたりに位置する紅海の高級リゾートです。

ヨーロッパの主要都市からハルガダ国際空港までは直行便が飛んでいるので、ヨーロッパからのアクセスは良好ですし、カイロからも車で4時間ほどで行けます。


エル=グーナの開発は、1989年以降、エジプトの大富豪サミーフ・サウィラスとその会社オラスコムによって行われました。

現在は、18のホテル、ゴルフコース、マリーナ、博物館、アクアリウム、サッカースタジアムなどの他、設備の整った病院やインターナショナルスクール、プライベート・エアポートまであります。


街全は、複雑に入り組んだ運河のネットワークとや石橋で、魅力的な空間となっています。

運河に沿った遊歩道は朝夕の散歩に最適です。
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建物は、アラブ風のデザインで統一されています。
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別荘の庭もゆったりとしたスペースですね。
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ハーバーには世界各国のオーナーの船が停まっています。
様々な国の旗が見られ、国際色豊かです。
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海はどこまでもコバルトブルー。
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深夜前のレストラン街は、満席状態です。
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「カイロは眠らない街」とよく言われますが、それはここも同じです。


このレストランでは、エジプト人はあまり食べないタコのマリネを出してくれます。
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子供たちは、日が暮れてから遊園地に集ってきて、深夜まで遊んでいます。
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もちろん、マリンスポーツも楽しめます。
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モーターグライダーに乗って空からエル=グーナの街を見ることもできます。
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パイロットの腕力と経験に命を預けることになるので、ちょっとドキドキですが、上空から見る景色は最高でした。
飛行時間の10分はあっという間。
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下の写真に写っているのがが、エル=グーナの開発者サウィラス家所有のお屋敷です。
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エル=グーナの開発も、最初は、電気と水を引くこところから始めたそうです。

そう考えると、何十年か後には、サウジアラビアにもこのようなリゾートがたくさんできているのかもしれませんね。


posted by Backbone at 15:59| エジプト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする