世界の肥満の多い国ランキングの上位にはアラブ諸国の名前が並びます。
体重500キロのエジプト人女性が、治療のためにインドへ向かったことは、日本のニュースやテレビ番組でも紹介されました。
ドバイもその例にもれません。
そのため、ドバイ政府は、「ドバイ健康戦略2016−2021」を策定し、現在、様々な施策に取り組んでいます。
その中心となる場所が「ドバイ・ヘルスケア・シティー」です。

ドバイ・ヘルスケア・シティ(DHCC)は、健康とウェルネスを目的として2002年に設立された医療フリーゾーンです。
現在、130を超える外来クリニックがあり、全体で5500人を超える資格を持った専門家がいます。
その他、健康関連の会社や店舗、教育施設などもあります。
今日は、その「ドバイ・ヘルスケア・シティー」の写真を少しご紹介します。
ドバイにもダイエットが浸透して来ています。
健康食品やダイエット食品を取り扱う店が増えており、品揃えも豊富です。

カロリーが半分のクッキーです。

オーガニック喫茶もありました。

ここは、オーガニックスーパーです。

肉類、野菜のみならず、豆類、麺類、ドリンク類、ソース類、スキンケア製品に至るまで、品質の徹底調査がされた後にはじめて棚に並ぶんだそうです。

もともと砂漠の民は、厳しい環境に対応すべく、少量の食べ物でも生きていけるような身体になっています。

それが、ここ数十年、石油のおかげで国が豊かになり、食べ物があふれるようになりました。
そう考えると、肥満になるのは当然と言えば当然なのかもしれませんね。
アラブ料理にはかなりのオイルが使われていること、運動の習慣がなかったことなど、他にもいくつか要因がありそうです。
日本から空輸されるケーキ類です。

美味しそうなお菓子にはやっぱり興味をそそられます。
「今日だけは食べちゃおう。ダイエットはまた明日から」
ついついそんな気持ちになります。
ダイエット診断&相談を終えて出てくる女性達です。

この後、彼女たちの向かう先はやっぱりケーキ屋さん?
人々の意思を弱くする誘惑がドバイにはあふれています。
ドバイの女性も日本の女性も、なんだか同じ悩みを抱えているようです。