2015年07月31日

スーダンという国とレスリング

エジプトの南に位置する国はどこでしょう?
そう、スーダンです。

と言っても、日本人にはどちらかというと、なじみの薄い国かもしれません。

ピラミッドと言えば、エジプトを思い浮かべる人が多いと思います。
ですが、スーダンでは、エジプトのギサ三大ピラミッドのような規模の大きなものはないものの、エジプトをはるかにしのぐ数のプラミッドが確認されています。

上エジプトとスーダン北部に位置するヌビアは、独自の文化をもち、未だ解明されていない歴史的謎にあふれた魅力的なところです。

エジプトと言えばナイル川ですが、そのナイルは、スーダンを経由してエジプトへ、そして地中海へと流れ込みます。

ナイル川の源流は、ウガンダから流れる白ナイルと、エチオピアから流れる青ナイルのふたつ。
その白ナイルと青ナイルが合流するのが、スーダンの首都ハルツームの近くなんです。

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ハルツームの夜明け

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ハルツームを流れる白ナイル

ハルツームは、近隣の北ハルツームとオムドゥルマンを合わせた都市圏でいうと、人口400万人を超える大都市です。
現在、経済の中心地として急速な発展を遂げている最中ですが、人々はまだまだゆったりとしたペースで生活しています。
金曜の合同礼拝の後には、家族や一族が集まって昼食を取ったり、男性の娯楽の一つヌバ・レスリングを観戦して過ごしたりします。

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スーダン一の人口密集地区オンドルマンの市場

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金曜の合同礼拝を終えて家路につく男衆

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スーダンレスリングは大人気(ハッジユースフ地区) 

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レスリングに熱狂する男性たち

ヌバ・レスリングとは、スーダン南部に広く住むヌバ族の伝統文化の一つで、「世界最古の格闘技」あるいは「世界最古のスポーツ」とも言われているものです。

スーダンのレスリングと日本は、このところかかわりが深くなっています。
外国人として初めて「ヌバ・レスリング」への参戦を果たしたのは日本の大使館員の室達康宏でした。また、ヌバ・レスリングのレスラーをオリンピックのレスリングで活躍させるという国家プロジェクトのお手伝いをしているのは、日本人コーチの砂川航祐さんです。

スーダンの魅力をもっともっと日本の皆さんにお伝えしていきたいですね。

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2015年07月20日

ドバイで見つけた日本の食材

ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」への関心が、世界的にもが高まっています。

海外で暮らす日本人にとっては、料亭で出すような立派な料理ではなくても、白いご飯とお味噌汁があるだけでホッとします。

しかしながら、海外で日本の食材をいかに手に入れるかは、大きな問題です。

たとえば、エジプトは、ナイルのおかげで、野菜が豊富なので、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、キュウリ、ピーマン、インゲン、キャベツ、グリンピース、カリフラワーなど、一般的な野菜であれば、新鮮なものが安価で手に入ります。
また、モロヘイヤをはじめとして、ルッコラやミント、コリアンダーなど、緑の葉物野菜も種類が豊富です。

一方、和食によく使われる大根、白菜、ゴボウ、サトイモ、タケノコなどはそうはいきません。
売られている店も限られており、運よく見つかったとしても他の野菜に比べてお値段が高めです。

先日、ドバイのスーパーで、こんな大根にお目にかかりました。

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日本ではお店に並ばないくらい曲がっているものもありますが、大根は大根、やはりうれしいですね。

タケノコもありました。

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それから、モヤシ。

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3ディルハムってことは、この量で約100円ですね。

シイタケとエノキダケもありました。

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以前に比べると、中東でも、こうした野菜が手に入りやすくなったほうだと思います。


また、和食の知名度もあがっており、お寿司屋さんもたくさんできています。

ドバイのあるお寿司屋さんには、こんなメニュがあります。

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フォアグラとウナギの巻きずしです。

それぞれの国で、お寿司は進化し続けているようです。

最後に、お寿司ではありませんが、こんなオシャレなエビをおひとついかがでしょうか。

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2015年07月12日

ラマダーンとスーダンの食べ物

今、ちょうど、イスラーム圏は、ラマダーン月にあたります。

ラマダーン月には、イスラーム教徒は、暁の時間(日の出の約1時間半前)から日没前、飲食を断ちます。

ラマダーン月の断食は、日本人から見れば、苦行のように感じられるかもしれません。
が、実際には、このラマダーン月を楽しみにしているムスリムは多いんです。
エジプト人の多くが、ラマダーン月が1年で最も楽しい月だと答えます。

その理由の一つには、日が沈んだ直後に食べる断食明けの食事(イフタール)があると思います。
町じゅうの人が一斉に同じ時間に食事をとるという行為は、それだけで気分が高揚するものです。
その上、経済的に余裕のある人たちは、人々に無料で食事をふるまいますから、ラマダーン月には、様々な場所で食事にあずかることが多くなります。


以前、撮影でスーダンに滞在していた時にも、ラマダーンの断食明けの食事に出くわしました。

イフタールの食事の内容はこんな感じでした。

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みんなで分け合う食事は楽しそうですね。

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基本的には、右手だけで食事をします。

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スーダンの料理には、他にこんなものがあります。

スーダン風の肉と米の煮込み↓です。

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それから、ナイルパーチのフライはいかがでしょうか。

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おやつには、豆類もよく食べられます。
健康的なおやつですね。

豆売りの少女です。

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しかし、ラマダーン月で重要なことは、単に飲食を断つということではないんです。
うそをついたり、悪口を言ったり、けんかをしたり、などなど、そうした好ましくない振る舞いもしないよう、みんながいつも以上に気をつける時でもあります。
悪魔が鎖につながれている期間だとも言われます。

まあ、たまには、いつも以上にイライラしている人もいて、日没前の道路では、家路を急ぐ人がならすクラクションや怒鳴り声が聞こえてくることもあるんですけどね。

posted by Backbone at 02:39 | TrackBack(0) | スーダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする